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薬を過信しすぎてはいけない

まったく効果がない薬は本来、薬とは呼べないハズです。ところが日本では効果は無いくせに、副作用だけあるような薬が出回っているケースがあります。

たとえば骨粗しょう症の薬は以前は本当にひどいもので胃腸が悪くなるものでした。最近は骨量を若干増やすものが出てきましたが、かといって骨折を減らすエビデンスは未だありません。

抗がん剤や骨粗しょう症の薬に限らず、別ページで紹介したクレスチンのように「飲んで意味があるのか?」というような薬は意外に多いものです。ものによっては当初は効いた薬でも、何らかの理由で効き目が薄れてしまうというものもあります。

ここでは薬を過信しがちな人のため(?)に医療現場における薬の本当の姿、裏話をご紹介します。

認知症対策の薬、アリセプトは実は効果はなかった?

たとえば認知症患者さん向けのアリセプトという薬があります。これは強い副作用もなく飲むと意欲が増すうえに認知症の進行も遅れるように思えるので、よく処方される薬です。

「思える」という表現に留められるのは、認知症を抑える効果が必ずしも薬のおかげだとは断言できないからです。

実はアリセプトは認可された翌年から丁度介護保険も始まってデイサービスに通う高齢者も多くなりました。つまり認知症の進行が遅れたのはアリセプトの成果ではなく、デイサービスのお陰かもしれないわけです。

もちろん、真実は不明ですが、いずれにしても認知症がかなり進んでしまうと、薬の効果はほとんどなくなってしまいます。

かと言って、薬の処方をやめるのは、何となく匙を投げてしまうような、あるいは死刑宣告をするような気がして、「薬を飲んでいてもどうせ認知症は進むので薬をやめましょう」とか、「気安め程度の効果しかないのでやめましょう」とは医者は言えません。

医者は患者に対して「これは効くから飲んでください」と確信をもって言えないのは心苦しいところだと思いますが、これは仕方ないそうです。

医者も患者には効果があって副作用のない薬を処方したいと思っているはずですが、そういう都合のいい薬はまだ中々実現していません。薬も治療も、まだまだ大きな課題を抱えているんですね。

知っておきたい市販薬とサプリメントの注意点

  • 熱が出た
  • 頭が痛い

そんな状態でも、「忙しくて病院になんか行っていられない」というときは市販薬に頼り、それでも効果がない場合や具合がさらに悪化したときは医者に行くという人が多いと思います

別ページに書いたように、市販薬は医者が処方する薬と違って余計な成分が入っていることもあるので、副作用が出るリスクもそれなりにあります。

しかし、人によっては副作用がほとんど出ないだけでなく、「頭痛にはこれが1番効く」「これを飲むと鼻水が1発で止まるんだ」というように、相性がとても良いケースもあり得ます。

処方薬より市販薬の方が優れているケースもある

また、市販薬のなかには、昔から作られているもので、現代の医者だったら処方しないようなものもあります

私も風邪がひどいときにそういう古くからある頼粒薬を服用することがあるのですが、すごく眠くなったり、喉が渇いたりするといった副作用はあるものの、服用して1日、2日すると治ってしまうのです。

このように市販薬でしか飲めない薬も実在します。

咳がひどくて止まらない風邪もあるかと思いますが、市販薬の吸止めのなかにはリン酸コデインという有効成分が処方薬よりも多く入っているものもあります。

通常は処方薬のほうが有効成分が多いのですが、逆のパターンもあるわけです。

また、以前は貼り薬というのはハッカが入っているだけのものが多かったのですが、最近は鎮痛・消炎効果のある薬効成分が入っているものが多く出回っています

前にも述べたように、昨今は10年を経過した新薬がジェネリック医薬品として売られるようにもなってきました。

こうして見てみると処方薬ほどにはピンポイントで症状を抑えられないかもしれませんが、市販薬もなかなか侮れない存在ですね。ですから普段から自分に合う市販薬を見つけておくと医者に行けないときに頼りになります。

最近は通販で薬を買う人も多くなってきたけど…

風邪薬はもとより、痛み止めや鼻炎薬、目薬、胃腸薬、さらには生活改善薬をネットで買う人も増えています。

生活改善薬というのは、生命に危険を及ぼすような病気ではなく、QOL(生活の質)を改善して、快適に過ごすために用いられる医薬品のことです。

たとえば、バイアグラのようなED治療薬、禁煙補助薬(禁煙ガムなど)、経口避妊薬、睡眠薬、発毛剤などがこれにあたります。

ED治療薬のジェネリックも通販で購入可能になりましたが、外国製の偽物をつかまされて健康被害が出る例があります

厚生労働省の医薬食品局がまとめた「偽造医薬品問題の現状と対策について」という資料によれば、

「ネット入手のED治療薬のうち、約6割が偽造品であった(ED治療薬製造販売4社による調査結果)」

と報告されています。どんな危険な成分が入っているかわからないので、手を出さないほうが無難だと思います。

サプリメントの粒の大きさをチェック!

サプリメントも通販で購入することができます。

いろいろなサプリメントがありますが、私自身はアメリカに行ったときなどに直接製品を見て選んで買ってきます。「外国製のサプリは危険なのでは?」と不安視する人もいるかもしれませんが、私自身は日本製のほうがよっぼど危ないような気がしています

たとえば、アメリカではオーガニックのサプリを探すといっばいあるのですが、錠剤のサプリメントは日本の製品よりも粒が大きいのです。そして臭い……成分のニオイが強いんです。

その点、日本の製品は小粒で飲みやすく、気になるニオイもありません。

「だったら日本製のほうがいいのでは?」ということになると思いますが、一般的にサプリというのは、自然の成分を多く入れるほど粒が大きくなるものです。

逆に、化学的な成分を多く使えば粒は小さくて済むわけです。また、日本製のサプリにイヤなニオイがないのは、消臭剤を使っているからです。だから天然成分のニオイがしないのです。つまり、体に良いオーガニックの成分がたくさん入ったサプリメントは、大きくて飲みにくく、ニオイもあるということになります。

サプリメントも成分表示をしっかり見て、どれがよいか判断するとよいでしょう。必要な成分があまり入っていないものもたくさんあります。

コエンザイムなどもそうです1日にどれだけ摂取すればいいのか、ネットなどで検索してたしかな情報を得ることが大事ですね。

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