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がんに効く食べ物 きのこ

きのこ

昔から『ガンにならないためにはきのこを食べると良い』といわれてきました。

きのこには様々な栄養素が含まれていますが、他の食べ物と比べて注目したいのはその「多糖類」という物質の多さです。

多糖類のうちβグルカンと呼ばれる物質は、人体の免疫メカニズムに作用することも明らかになりつつあります。

人間の体の中では1日に数千個のがん細胞ができていますが、通常は体内の免疫システムによって攻撃・排除されるので問題にはなりません。それが問題となり、ガンになってしまうのは多くが免疫システムの不具合と考えられています。

そこで登場するのがきのこです。

きのこの持つ多糖類(βグルガン)はがんの予防や治療に関して、良い影響を及ぼすだろうと考えられています。

きのこの抗がん作用について

そもそもβグルカンとは高分子で結合された多糖類の1種で、私たちに馴染み深い言葉でいえば食物繊維に分類されます。

βグルカンは主にきのこに多く含まれていますが、酵母(パン酵母など)や海藻にも含まれており、摂取すると免疫力を向上させ、がん細胞を撃退してくれる性質を持っています。

βグルカンには主に4つの作用があるので、ここでは一つづつ紹介します。

1.免疫力を上げてウイルスや細菌に打ち勝つ

私たちが普段何気なく使っている免疫力という言葉。この免疫力とは、正確には『外部から侵入するウイルスや細菌を自身が持つ細胞の働きによって排除する働きのこと』です。

免疫に関わる細胞は主に以下の四つに分類されます。

  • 体内に進入してきた異物に対処する抗体を分泌するB細胞
  • 免疫応答に関わる細胞に指令を出すヘルパーT細胞
  • 免疫応答を調整するサプレッサーT細胞
  • 直接ウイルスや細菌を攻撃するキラーT細胞

人の免疫力は18~22歳をピークに年齢を重ねるごとに、だんだんと下降していきます。

40歳くらいになると免疫力はピーク時のおよそ半分ほどにまで低下しており、その後も下降線を辿っていきます。

βグルカンは、この免疫力を上げる効果が期待されている物質です。βグルカンが体内に入るとマクロファージやリンパ球のような白血球に作用し、これを活性化させてくれます。

そうするとマクロファージ達はサイトカイン(免疫応答に関わる細胞に指令を出す物質)を分泌するようになるので、前述した免疫応答に関わる細胞たちも次々と活性化されていき、免疫全体の活性化を促してくれます。

※このあたりはかなり難しい話なのでよく分からない、という人はようするに免疫力が上がるとウィルスや細菌に強くなる!とだけ覚えておけばOKです。

2.がん細胞を縮小させる

通常の細胞は用途に応じて増殖したり、増えたりするのを止めて自分に与えられた仕事を決められた範囲内でこなします。分かりやすい例を挙げると、怪我をした時などです。

人間は怪我をすると傷口周辺の細胞が盛んに分裂を始め、修復を開始し治癒が完了したら分裂は勝手に止まります。

人の体はこのように常に体内の指令に従って調整されているのですが、がん細胞はその指令をまったく受けずに増殖し続けてしまいます。

体内では毎日のようにガン細胞の脅威に晒されていますが、それを止めるための1つとしてマクロファージという細胞の貪食作用が挙げられます。

貪食作用とは体内の不必要なものを取り込み、消化し、分解する作用のことです。体内にがん細胞が発生してしまっても腫瘍にまで発展しないのはこの貪食作用によるお陰です。

βグルカンを摂取するとマクロファージが元気になり貪食作用も活性化するので、がん細胞の縮小にも効果が期待できるのです。

3.コレステロール値を下げる

健康ブーム真っただ中の現代社会において、何かと悪者扱いされるコレステロール。

適正な量を摂っていれば何も問題はないのですが、日本人は戦後、欧米型の食生活に変移して肉類や動物性脂肪を摂り過ぎてしまう人が増えたせいでコレステロールも悪い意味で注目されるようになりました。

血中のコレステロール値が高くなると血管の壁にコレステロールがくっついて、それが血管をふさいで、血流の流れを悪くしてしまうことは有名な話です。その結果、血液の巡りが悪くなり心筋梗塞や脳卒中、高血圧のリスクが上昇してしまいます。

コレステロールの約2/3は体内で構成され、残りの1/3は食事から摂取することで構成されます。βグルカンはその性質上、消化管で分解されずに腸まで届く「不溶性食物繊維」と呼ばれています。

腸まで届くため体内の不要なコレステロールを吸着させて体外へ排出する働きがあり、その結果、便秘解消にまで役立ちます。

4.免疫応答が最も働く腸を刺激する

腸まで届いたβグルカンはコレステロール値を抑えるだけではなく、腸での免疫応答にも作用します。

腸内には腸内細菌が何億個も存在しますが、腸は口から入ったものがダイレクトに届くので、ある意味外界にさらされているのと同じ状態だといえます。

そのため様々な病原菌やウイルスに脅かされる危険性があるのですが、この外界からの病原菌やウイルスを撃退するための独自の免疫応答システムが発達しています。

人体の免疫応答に関わるリンパ球の約70~80%が、腸内に存在しているといわれるほどです。リンパ球が多い理由は、やはり食べ物や病原菌、ウイルスが侵入してくる最前線が腸管なので、防御力は高めておく必要があるからですね。

そう考えると、腸管に住みついている細菌の活性化を促すβグルカンは免疫力のアップにはとてもありがたい存在といえます。

【種類別】がんの治療・予防に効くキノコは?

椎茸

がんに罹患した人の免疫力は、健康な人よりも20%ほど落ちているといわれます。この免疫力を上げてくれるのが「シイタケ菌糸体」という成分です。

これは椎茸の母体となる菌糸(根っこの部分)で、ガンの再発予防を期待する人の免疫力改善に非常に有効です。

また干し椎茸に含まれる「レンチナン」という成分は白血球を強くして、免疫力をアップさせたり、悪玉コレステロールを下げたり、便秘を解消してくれる優れた食材です。

特に干し椎茸をもどした水には、たくさんの栄養が溶け込んでいるのでスープにするなどして無駄なく料理に使うことをお薦めします。

舞茸

舞茸に含まれるβグルカンの1種である「MDフラクション」には、何ときのこ類で最も強い抗がん作用があります。MDフラクションはマクロファージなどの免疫細胞の働きを高めることで、結果的にがんを抑制することが分かっています。

動物実験ではMDフラクションは抗がん剤よりも強いがん抑制効果が認められ、抗がん剤と併用することにより高い効果が得られたそうです。

メシマコブ

メシマコブは日本原産の薬用きのこで、長崎県男女群島(だんじょぐんとう)の女島に野生株が多くみられることから命名されました。

メシマコブの注目点は何といってもその強力な腫瘍抑制効果です。腫瘍抑制効果に限っていえばメシマコブのパワーはきのこ類の中でも群を抜いています。

他のきのこ同様、免疫力を増強しマクロファージやナチュラルキラー細胞を活性化させて、がん細胞を抑制することが判明しています。

しかし、いずれも実験(培養・動物)レベルでの研究報告に留まっており、人間のガンに対する効果が証明された論文などはありませんので、ご注意下さい。

ただし、「化学的根拠がない=必ず効果がない」とは限りません。基礎実験レベルでは免疫機能の向上などを示す物質も多いので、今後の研究の進歩が待たれます。

アガリクス

アガリクスには数多くの種類がありますが、一般的に「アガリクス」という場合は健康食品として流通している「学名:アガリクス・ブルゼイ・ムリ」のことを指します。

アガリクスにはきのこ特有の多糖類、βグルカンの他にビタミンB2・ビタミンD・マグネシウム・カリウムなどが含まれています。

βグルカンは抗がん作用がある成分として注目されていますが、一般的なきのこには1種類か2種類しか含んでいません。ところが、アガリクスに含まれているβグルカンは6種類もあることで有名です。

この記事を読んでいる人の中でもアガリクス=ガンに効果がある 、という話を耳にしたことがある人は多いかと思います。

しかし、意外にもアガリクスの抗がん効果について調査した研究は驚くほど少ないのが実情です。動物実験においては、がん細胞を移植したマウスにアガリクス抽出エキスを投与した結果、がん細胞の増殖が抑えられたほか、がんの消失が確認された例がいくつもあります。

ただ、動物実験において効果があった=人間にも効果があるに違いない、と考えるのは早計です。あくまで「アガリクスの持つ優れた免疫力向上作用は、がん治療につながるのではないか」程度の仮説に留めるべきだという声もあります。

ただ、そうはいってもアガリクスの癌への逸話は世界中枚挙に暇がありません。

ですのでアガリクスと抗がん剤治療を併用することで「がんの治療+免疫力を高める」を同時進行でこなして、がん細胞に対抗できる身体を手に入れることができると考えられています。

霊芝

霊芝はクヌギなどの広葉樹の根部に生え、傘は腎臓形または半円形をしている木質状の硬いきのこです。煎じて飲むか、サプリメントとして飲むのが一般的です。

霊芝の主な効果として、昔は伝承薬として健康維持や症状の緩和を目的として飲まれていましたが現在では免疫力や自然治癒力を高め、がんの予防・抑制治療として使われています。

がんには様々な要因がありますが、血液の汚れもその一因です。霊芝にはβグルカンやアミノ酸。カルシウムなどのミネラル類が含まれていて、免疫力が下がっている場合は強化し、過剰な場合は緩和するという珍しい性質を持っています。

これらの成分が免疫力を高め、血液をサラサラにしてくれることでがんが予防・抑制される効果があります。

チャーガ

チャーガはβグルカン、SOD(スーパーオキシドディスムターゼ)酵素を豊富に含んでいます。

そのため免疫力を高める効果が期待され、ロシアではチャーガは医薬品として臨床現場で使用されていて、ロシア赤十字社はチャーガを主成分とした抗がん剤を販売しています。

チャーガは寄生した白樺の木の栄養分を吸い取って、10~15年かけて成長します。「森の看護師」といわれる白樺の木と、きのことしてのチャーガの栄養の両方が詰まっています。

具体的な成分としてはベツリン酸・サポニン・ミネラル・有機酸・アミノ酸など滋養強壮と抗がん作用のある成分がぎっしりと詰まっています。

新鮮なきのこの選び方と水洗いについて

新鮮な椎茸・エリンギ・舞茸・しめじ・えのき茸は選び方が重要です。以下に種類別に箇条書きにしてみたので参考にしてみて下さい。

  • 椎茸:傘の裏が白く、肉厚なもの、乾燥していないもの
  • エリンギ:傘がしなびていない、ふちが内側に巻き込み、柄が白くて太く固いもの
  • 舞茸:傘の部分の色が濃く、肉厚で、触るとパリッと割れそうなもの
  • しめじ:傘に弾力があり、肉厚で、傘と柄がしっかりしているもの
  • えのき茸:色が白く、傘と柄がしなびておらず、シャキッとして張りがあるもの

きのこの水洗いには注意が必要

きのこは菌糸と菌糸が線維のように組み合わさってできています。そのためキノコに水をかけると、その菌糸の間に水が入り込んでしまいます。すると香りが飛ばされてしまい食感がふやけたようになってしまいます。

美味しくきのこを食べるには、一般的に「きのこは水で洗わない方が良い」といわれています。

土やゴミなどが付着した汚れている部分だけをサッと水洗いして、キッチンペーパーなどで水分を拭き取るのが正しい調理法と言われています。

きのこの保存方法について

生きのこの冷蔵保存

生のきのこは石づきをつけたままジッパーつきのビニール袋に入れたり、ラップに包んだりして野菜室に保存します。

また、新聞紙に包むと湿気が取れるのでお勧めです。冷蔵保存するのも良いです。(3~4日程度はもちますが、早めに食べるのがお薦めです)

生きこのこの冷凍保存

きのこの石づきを切り落とし食べやすい大きさに切ったり、手でほぐします。ジッパーつきのビニール袋に入れて冷凍庫で保存します。(保存期間は約、1ヶ月です)

解凍する間に旨味成分が水に溶けだしてしまうので、調理する時には凍ったままスープや炒め物に入れるのがお薦めです。

干しきのこの冷蔵保存

きのこを干して保存する場合は食べやすい大きさにカットした後、ザルに並べて天日干しします。(干し野菜を作る専用のカゴが、1000円程度で売っています)

きのこ同士が重ならないように並べて、風通しが良いところで乾燥させましょう。暑い時期は約1日、寒い時期は3日くらい干します。

干しきのこの保存期間は干した時間や乾燥具合によって変化します。一番大事なのはできるだけ天気の良い日に干すようにすることです。ジメジメした日だとなかなか乾かず、カビが生えてしまうこともあります。

かといって何日もかけ干し過ぎると味が悪くなり、カビがつきやすくなってしまうので乾燥が足りない場合は電子レンジなどを使って「とにかく早く乾燥させること」が大切です。

電子レンジで乾燥させる場合はキッチンペーパーの上に、きのこを並べてチンするだけです。天日干しはすぐには出来上がりませんが、電子レンジだと数分でできるので、かなりの時短になります。

あと、当然ながら干したキノコは栄養価がアップします。干した野菜やきのこに栄養があることは分かっていても、「どのくらいか」ということまでは、知らない人が多いと思います。干し椎茸例に挙げると、このくらいUPします。

*たんぱく質:6倍     *カリウム:7倍
*カルシウム:3倍     *ビタミンB1:5倍
*ビタミンB2:7倍    *食物繊維:11倍
*ビタミンD:9倍

エリンギ・舞茸・しめじ・えのき茸・でも同じように、干すことで栄養価は上がります。

自然の太陽光で干すに越したことはありませんが、電子レンジやフライパンなどで人工的に乾燥させた場合でも栄養価は上がります。

きのこを使ったガン対策レシピ

1.きのこと大麦のリゾット

○材料(4人分)
*エリンギ:100g    *ぶなしめじ:100g
*大豆の水煮:100g   *大麦:200g
*玉ねぎ:2分の1個    *オリーブオイル:大さじ2
*塩:大さじ2分の1    *黒コショウ:適宜
*粉チーズ:大さじ4    *ブロッコリー:100g

作り方

①、ぶなしめじは石づきを切り、エリンギと共に粗みじんに切りにする。ブロッコリーは細かく刻み、玉ねぎはみじん切りにする。

②、フライパンにオリーブオイルを敷いて玉ねぎ・ぶなしめじ・エリンギを炒める。

③、2、に大麦を入れ炒め熱湯1000mlを入れ、沸騰後に大豆の水煮を加え、水分がなくなる前に水を足し、15分程度茹でる。

④、最後に塩で味を調え、粉チーズ(飾り用を少し残す)を混ぜ込む。

⑤、器に盛り、黒コショウと少し残しておいた粉チーズを振る。

2.きのこどっさりキムチ鍋

○材料(4人分)
*ぶなしめじ:50g    *エリンギ:100g
*舞茸」100g      *白いぶなしめじ:50g
*豚小間肉:200g    *白菜:6分の1株
*にら:2分の1束     *長ねぎ:1本
*木綿豆腐:2分の1丁   *キムチ鍋の素:適宜
*水:適宜(なくても可)  *ごま:適宜

作り方

①、ぶなしめじ2種は石づきを切って、舞茸と共に小房に分ける。エリンギは長さを半分にして薄切りにする。

②、白菜・にらは4cmのざく切りに、長ねぎは斜め切りにする。豆腐は水を切って食べやすくする。

③、鍋にキムチ鍋の素・水を適宜入れて、にら以外の具材をすべて並べて蓋をして火にかける。

④、具材に火が通れば、にらを加えて火を通す。器に取り、お好みでごまを振って食べる。

3.きのこの簡単、甘辛煮

○材料(2人分)
*きのこ(エリンギ・舞茸・ぶなしめじなどお好みで):200g
*一味唐辛子:適宜    *白ごま:大さじ1
*すき焼きのタレ(市販品):3分の1カップ

作り方

①、きのこの石づきを取って、小房に分ける。

②、きのこは小さく切って耐熱容器に入れ、一味唐辛子・ごま・すき焼きのタレを加え、きのこがしんなりするまで電子レンジにかける。

③、そのまま冷まして、味を含ませる。

余談1:干しきのこを料理に使う場合

レタス・キャベツ・きゅうり・ゆで卵・トマトなどの野菜サラダに、きのこを加えます。

軽く水で戻してお好みの食感にします。香りがアップするので、どんなマヨネーズやドレッシングにも合い、食感も豊かなヘルシーサラダになります。

カレーの具材として他の具材と一緒に煮込む場合は、水戻しは不要です。生のきのこを使うよりもコリコリとした食感が楽しめ、噛むほどに旨味がじんわりあふれます。

その他、お味噌汁の具材や煮物の具材としても使えます。

余談2:βグルカンの1日の摂取量の目安。過剰摂取をしたら、どうなる?

「βグルカンが身体に良い」といっても、摂り過ぎてしまって病気になってしまうのも困ります。でも、βグルカンは自然の成分なので摂り過ぎて過剰になるということはありません。

元々は食物繊維として機能しているので、摂り過ぎた場合は通常の食物繊維と同じ働きをします。

強いて言えば、「βグルカンを摂り過ぎる」ということは、「食物繊維を摂り過ぎた」という状態になるので、大量の野菜を食べたのと同じ感覚になります。

ようするに胃もたれの可能性があります。その時は摂取量を控えればいいだけです。

胃もたれを起こしてしまうのであれば「摂取し過ぎ」と考えるべきで、1日に摂取する目安の量としては、「1人ひとりによって違う」というのが答えになります。

自分の体調変化に併せて摂取するのが良いでしょう。

きのこを使った有名ながん関連のサプリ

チャーガ(和名:カバノアナタケ)のお茶

ヨーロッパやロシア、日本の北海道・東北地方など寒い地域の白樺の木に寄生して成長するチャーガは身体の免疫力を上げる食材として世界各国で注目されています。

北海道ではアイヌ民族が健康茶のお土産として国産チャーガを販売しているところもあり、塊のまま手に入れることができます。チャーガ茶の効能としては以下のものがあります。

  • 免疫力を上げる効果
  • 血糖値、血圧を下げる効果
  • アトピー性皮膚炎を抑制する効果
  • 活性酸素を除去する効果

作り方は簡単で、やかんに水とチャーガを入れて、そのまま温めるだけです。水の量はお好みで大丈夫ですが、少しでも濃くしたい場合は水を少なめにします。毎日、1リットルほど飲むのがお薦めです。

濃縮液でない限り、チャーガのお茶の効果はでないので毎日1リットルを数か月間続けて、効果が出るのをゆっくりと待ちましょう。

チャーガのお茶はノンカフェインで副作用や毒性がまったくないので飲み過ぎて良くないということは、基本的にはありません。

アガリクス

上でも挙げましたが、「がんに効くサプリメント」として真っ先に名前が挙がるのがアガリクスです。

アガリクスにはいくつかの菌株があり、栽培条件などによっても含有成分が大きく異なります。

アガリクスを常用する際は、これらをきちんと把握することをお薦めします。

韓国から出された論文によると、抗がん剤治療を受けている子宮がん・卵巣がんの女性100名を「アガリクスを投与する群」と「しない群」に分けたところ、アガリクスを投与した群のみでNK細胞の活性化が認められたそうです。

しかし、過量のアガリクス投与による肝障害・紅斑・呼吸困難・神経障害・腫瘍マーカー高値などの健康被害も報告されています。

アガリクスの人に対する安全性については直接試験した研究はなく、服用する際は菌株などを含め含有成分を確認し、規定量を守ることが大切です。

椎茸由来のレンチナン(AHCC)

レンチンとは椎茸から抽出したβグルカンを精製した物質です。マクロファージ・Tリンパ球・NK細胞の免疫活性上昇によって、抗腫瘍効果を示すといわれています。

人はガンになると免疫の働きを無力化する免疫抑制細胞がおかしくなり異常に増加してしまいます。すると、免疫抑制細胞などが邪魔をして免疫細胞は増えたり、活性化することができなくなります。

その結果、免疫細胞がガン細胞に到達できなくなったり到達できても攻撃できない事態が発生してしまいます。

椎茸菌糸体は、がんに対する免疫力を抑制する免疫抑制細胞の増殖を抑え、がんに対する免疫力を回復・高める作用を持つことが報告されています。

この作用はβグルカンでは報告されておらず、椎茸菌糸体の特徴的な作用だと考えられます。

犬のガンにキノコはどうなの?

このエントリーをご覧の方の中には愛犬が癌で悩んでいて犬のガンにキノコはどうなの?と思っている人もいるかと思います。

まず、きのこ類全般にいえることですが、きのこは食物繊維が豊富なので消化器官があまり発達していない犬にとっては、消化しにくい食材です。

そのため、犬にきのこを与える時には細かく刻んでよく煮込んだものを与えましょう。

よく煮込むことできのこが持っている有効成分が煮汁に溶けだし、ワンチャンにとってもきのこの成分を摂取しやすくなります。

まとめ

きのこに含まれている「βグルカン」は私達の免疫システムに作用し、がんが発症してしまうのを予防し、治療をサポートしてくれる働きをします。

がんの予防・治療に最適なきのことして6つ挙げましたが、日々の食事にきのこを取り入れ、美味しく調理し、食べることも大切です。

新鮮なきのこの見分け方・洗い方・保存方法・きのこを使ったレシピを参考にして飽きないように工夫をしてみて下さい。

もし、きのこ料理を食べて胃もたれを感じたらそれは食べ過ぎのサインですので口にする量を調整してください。

きのこを使った有名ながん関連のサプリに関しては3つを挙げましたが、ご自分に取り入れられそうで、継続できそうなものをお薦めします。

愛犬にきのこを与える場合は消化器官があまり発達していないので、細かく切ってよく煮込みましょう。

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